「人」でも吉村とタッグを組んだ山口龍大朗が手がける本作。それぞれが抱える問題や人間模様を描きながら、熊本の景色を通して物語が紡がれる。主人公は、若くして成功したモノクロ写真家・灰本葉太。アシスタントを怒鳴りつける音声データが流出したことで世間から強い批判を受けている人物だ。自身の写真展オープニングの日、集まった記者に怖気づいた葉太は疎遠になっていた地元・熊本へ向かう。そこで國武絵未と再会し、目を背けてきた過去と対峙することになる。

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