芽生(めい)は、愛する人であり、作家である貴大と睦まじい生活を続けていた。   婚約はしたが、指輪を持たなかった二人。芽生の気持ちを察した貴大に誘われ、ジュエリーショップにおもむく。   「平成終わるまでにできあがるかな」   ささやかだけれど、確かな幸せをかみしめる二人。   しかし、突然訪れた別れに二人は引き裂かれ、これまで過ごした日々がよみがえる。

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