大砲の絵図面を持った百合姫と、佐助の兄おマァの二人が何者かに連れ去られた。城外はずれの水車小屋に住むおぎん婆と山男の三郎は、すぐに百合姫を徳川方の榊原玄蕃に売り渡してしまった。佐助たちが水車小屋で行方を聞き出し、二人を乗せた玄蕃の駕籠を追いかけるも、二人は夜霧の源助にさらわれてしまった。幸村の一行は旅を続け、山賀城主・山賀弾正に出会う。もてなしを受けた一行だったが、佐助は弾正の様子を不審に感じ、家康からの秘密の封書を発見する。弾正は豊臣家を裏切ろうとしていたのだ。弾正は幸村達の寝込みを襲撃しようとするが、これを返り討ちにして弾正を討ち取る。そして秘密の手紙により、姫を奪い去ったのは徳川の指示によるものと知り、一行は駿府の城に向かって再び旅立った。

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